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浪漫自走

タイヤのちっちゃな自転車のこと。歴史のこと。キャンプのこと。山のこと。日常のことでも。

Category: 県外の山 > 裏劔

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今シーズン一発目のテン泊でっせ。後篇。

めちゃめちゃいい天気やないですか。
夏が戻ってきた感じ。
今日は泊まり沢なんですよね。行きたかったな(;´д`)トホホ…
仕事たまらん。
でもどうやら9月はがっつりと暇になるらしい。
本来喜ぶとこではないですが、今は休息が欲しいんじゃ~ヽ(`Д´)ノ
休み増えるかも♪



では続き。


なんとなく展開は読めてしまいそうなのですが、、、


まさにそうなのよね(涙)
2021sP8260080.jpg
22時半すぎ事件は起きた。
背中に冷たいものを感じて飛び起きました。
びっちょびちょやん(涙)
雨は全く止んでおらずむしろ勢いを増している。
ジェダイはシングル故、その防水透湿の限界を突破したのか。壁面の結露が限界に達し水滴が垂れ流しになってたまったのか。私のシュラフは化繊なので多少濡れても保温力がゼロになることはないけど、HCさんはダウンなので濡れるとまずい。
確認するとまだ大丈夫でした。ここはまだ不幸中の幸い。
HCさんがストーブに火を入れてくれてとりあえずテント内を温めてくれました。

水はもうコッヘルの中に絞ってまとめて捨てるほうが速いとなり。
ほんとセーム皮持ってきてよかった。。

どうも水は壁面の水滴ではなく床面から。テント下はもうずぶずぶちゃぽんちゃぽん。移動しようかとなったけど、外は豪雨だし、きっと、今度こそ雨はやむそのうち。多分、、
HCさんはマットがZライト。私はイナーシャXライトでした。シュラフの中に入れて寝ていたので直接床にシュラフがあたった分がっつり濡れてしまった。HCさんはZライトの厚みの分濡れなかったので良かったです。
優しく半分近くマットを分けてくれました。嬉しい。
再び横になって寝るも、、しばらくするとマットから投げ出した脚がびしょびしょ。
もうこの時点で明日の工程はないと思ってました。

時間は深夜1時過ぎ。
雨は小降りに。
HCさんはこれくらいなら行けるねと、一瞬まじすか!?と思ったけれど、きっとこのまま雨も上がるだろうし行くしかないかなと。
それならなおさら寝ないとまずい。
足をまた投げ出すと濡れるので、ここでやっと気が付いた。ザックの上に足をのせて寝ました。

起床予定の3時過ぎ。
まさかの雨、しかも豪雨Ω\ζ°)チーン
さすがに無理ですよね。
HCさんもこの雨はやめましょうとなり、撤収準備しようとなりました。ここからバスに間に合わせようと思うと。ゆっくりもしていられない。
朝飯食べて撤収準備。12本歯も持ってきたけどもう使わない。ザックの一番奥にしまいます。

荷物をテントからだし、最後にテントをザックに積める。まだ薄暗い。
ここでHCさん雨あがったかもと。
小屋の人に聞いてくるといって駆け出し、天気予報を確認すると早朝まで雨でその後雨は上がり、また15時から降るんだってと。

私としては、もう帰ると決めてしまった以上モチベーションが全くわかず、また雨はしばらく続くだろうし、下手したらまた予報はずれて終始雨もありうる。悪天は危険度も増す。何よりこの天気の中歩いてもきっと楽しくない。
といった感じで、結果やはり撤収となりました。
2021sP8260082.jpg
HCさんはとても残念そう。
しばらく歩いて振り返ると、鉱山道のあたりまで降りていた雲が上に上がってきている。
2021sP8260084.jpg
それをみたHCさんの悲しい表情。
この天気でも大丈夫なもんですか!?
HCさんいわく、これでいかない手はないと。

そうなんだ、、、

HCさんは今までかなり難易度の高い山行をこなしているだけに、これは雨のうちに入らないのだろう。雨はまあ降っていてもどうだっていい。雷は怖いけどと。

そうなんだ、、、

私はもう3時の時点で完璧に撤収のことしか頭になかった。
私は退く理由を。
HCさんは進む理由を。
気持ちの中に大きくずれができていた。
それなのに私の意見を通してくれた。。
むしろ今日は私ではなく彼女の山行なのに。。

私がもっと強いリーダーシップを取れていたら、これがBT師匠やBB兄さんとならきっと上ってたけど、私が頼りないばっかりにって。。
いやいやそんなことは滅相もなく、むしろ今回の同行者が私ではなくBT師匠やBB兄さんならいけたんだよ。
本当に申し訳なかったです。ごめんなさい。。

八つ峰も顔を出してた。
2021sP8260085.jpg

仙人新道を下り、振り返ると予定では歩くはずだった小窓雪渓もしっかり見える。
2021sP8260087.jpg
まだ稜線上はガスの中だけど、それもそのうち晴れるかも。
今頃いっておけばよかったと思ったところでどうしようもなく。

まさに下りると晴れる。その通りとなってしまった。
2021sP8260089.jpg
ごめん。。

元気を失ったHCさん落ちないでね。
2021sP8260094.jpg

天気予報が当たっていればきっと、こんな晴れの中素晴らしい稜線を歩いてピークとったのに。。
2021sP8260095.jpg
天気なんて占いみたいなもんであてにならないと言ってたよね。ほんとそれにつきます。

剣は見えないかな。
2021SsP8260100.jpg
でかいザックも何のために担いだのか。。

テンションもあがらず、ひたすら帰るだけ。ただゆっくりな分いっぱい話をしながら。
真砂や剣沢、剣御前など要所要所で休憩しながらボチボチと。

2021sP8260102.jpg
ザックがでかい。歩荷トレしに来ただけとなってしまいました。
しかも剣御前からしばらくして雨も降るし。大体14時。小屋の方の天気予報は誤差あったけどあたってました。それに比べてお天気ナビは(-_-;)

雷鳥沢からの上りの階段が地獄Σ(゚д゚lll)ガーン
万里の長城だってまさにその通りだね(汗)
ここまで来たら室堂までもってくれたらいいのに、最後の最後でダダぶりの雨に降られるという。
まさに雨につきるテント泊となってしまいました。

ついたよ。
2021sP8260103.jpg
最終バスにまあ何とか間に合いました。
12時間近く歩いて室堂に。
さすがに帰りのバスの中はウトウト。

あとは私の車を回収して湯神子というお風呂屋さんにいって風呂後解散となりました。

今回天気が思ったより良くない方向になってしまい、結果撤退となりましたが、それは私基準。
HCさんの中では、このくらいならまあ想定内の範疇。
色々話を聞いていると剣も一般登山道で上ったことは一回しかなくそれも厳冬期の早月。あとは沢とかクライミングルートからの剣登頂しかないというハードな山行ばかり。危険に対する尺度にも大きく違いがあります。
そもそも迷ったらもどるし、何事もないように登るのが登山だよという言葉が身に沁みましたよ。
貴重な休みを私が付き合うのではなく、私に付き合う形にさせてしまいほんとごめんなさい。

ただ私としては予定の行動ができなかったけれど、今年初のテント泊もできたし、今迄一番激しい浸水もあったけどそれはそれでいい思い出に。
歩いている間中、沢山の山の話や他愛のない話、ちょっとした愚痴も聞いてくれてほんと嬉しかったし楽しかったですよ。
ありがとうございましたm(__)m
これに懲りずまた遊んでくださいね。

時間がたつにつれやっぱり登っておくのだったと思ってしまうな。。一人じゃなかったのに。。
切り替えていこう。強くならないと。
山だけで言うと残念だけど、山旅と考えると楽しいひと時でした。
そんな遠征だったかな。
ではまたです。
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プロフィール

ゲンジ

Author:ゲンジ
夏は好きですが暑いのは嫌い、寒いのはまだ耐えれる方ですが、寒すぎるとダメ、適温の幅が極端に少ないんです。。

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