GWはイマイチ天候に恵まれない感じですね。
槍などでも事故があったようで、また医王山でも親子が行方不明に。こちらは無事に発見されたようで何よりです。
私も山に入るときは、最低一日生き延びるだけの装備は常に携帯するようにはしています。
他人事と考えずに、十二分に今後とも気を付けていこうと思います。
さてそんなGWはBT師匠とOYAZIさんと東北遠征に行ってきましたよ。
初日予定だった岩手山は直近の情報で雪不足のため、急きょ当日予定変更し二日目に予定していた秋田駒ヶ岳に。
しかし秋田駒ヶ岳到着も西面のスキー場にはまったく雪がついておらず、登山口からも当然雪はなし。
滑走予定の北面も相当標高を上げないと十分な積雪が見込めないと判断。(多分まともに滑れるのは100mとか200mとか)大幅な計画変更となりました。
3日目に予定していた栗駒は、さらに南下した場所であること。かつ標高も秋田駒ヶ岳と同程度のため、積雪状況も良くないであろうとなり、こちらも変更。よって鳥海山・月山となりました。
しかし中日の二日目は特に天候も悪く停滞となり、最終日の3日目。
おそらく今GWのなかでもっとも天候も条件も良い月山にだけは行くことができましたよε-(´∀`*)ホッ

天気はしり上がりに良くはなっていきますが、風は爆風。これは昼ごろより少しずつ弱くなっていく予報。といっても10mオーバーはつづきますが(汗)
初めていく月山ですが、雪がありすぎて冬は滑れないスキー場、月山スキー場があります。4月10日オープンで、7月いっぱいまでスキーができるという稀有なスキー場がある場所です。ここに来るまで全くその存在を知りませんでした。
スキー場だだ一つのペアリフトには乗らず、そこはしっかりハイクアップしました(^_^;)

ゲレンデ端を頑張ります。それでも二週間ぶり!?の山スキーにヘロヘロ(>_<)
リフト終点地から姥ヶ岳を左手にトラバースする感じで月山を目指します。
月山に以前もBCできたことがある師匠とOYAZIさんとで、このままトラバースから稜線に乗り上げてのぼるか、前回のように南面側の谷を詰めていくか途中協議した結果、このまま稜線から上ることになります。
爆風からガリガリを予想していたのですが、雪はゆるんでおりそこは助かりましたね~。

この画像のもう少しすすんだあたりからはガリガリ凸凹の小さなシュカブラ。念のため私ははやめにクトー装着。
振り返って。

真っ白のすべすべの雪面。
ガシガシ上ります。山頂直下8合目くらいからかな、シートラのスキーヤーが多かった(我々以外みんなそうかも)ですが、私たちは少し回り込みつつ、板のまま山頂まで行けました。

えびの尻尾。

なんだかんだと2時間程で山頂に来ることができました。
写真を頼まれたので撮らせていただき、我々もせっかくなので記念撮影。

爆風ガスガスですが、気温はそれほど低くは感じません。
ちなみにバックは月山神社でここは山頂ではなく、等高線で一本分ほど下がった少し離れた場所に三角点があります。
一応ね(笑)

月山神社の方に戻って滑走準備。まずは一本目。
東面の大斜面をまず滑りましょう。
前回はガスガスでそちらを滑らなかったらしく、ここを楽しみしていたBT師匠。めっちゃ嬉しそうでしたよ^^

矢印の方向に。カールっぽくなっている地形。落とせると事まで行くことに。
前日の降雪でリセットされた面ツル斜面。山頂には山スキーヤーやボーダーも確認できましたが、誰も滑ろうとはしません。一番乗りでシュプールを。
この時期にパウダー。といっても重パうがちょっとだけだけど(汗)
だた、あまりにも真っ白なその風景に、雲がかかって雪面の陰影が解らず雪酔いのようになり、上手く滑れなかったです。OYAZIさんも苦労していました。BT師匠は雲が切れ晴れ間がのぞくとこを狙って滑ってましたよ。

下から見ると。
それほど急斜面でなく緩いです。矢印のように少し落としたところからドロップしましたが、下から見たらど真ん中から落とせばよかった(汗)
それほど下まで落とせず、すぐにゆるくなったのでいったんそこで終了。
師匠はもう一回滑るからゆっくり戻っておいでと言われ、足早に上り返し。私とOYAZIさんは上りの時の斜面がガリガリだったので、そこをシートラで次は下り、下ったところの鞍部からの谷地形のところや、姥ヶ岳やそのとなりピークで遊んだ方が良いかな、なんて話しつつゆっくり山頂に戻りましたよ。
まず一回目の上り返し(汗)

BT師匠は一本目の状況から晴れ間がくるまでしばらくまち、雲が切れた瞬間二回目の滑走。とても楽しかったそうです^^
時間的にも正午過ぎ。16時にはお風呂に入っていたい、というかスタッドレスではないので、暗くなるまでには月山の林道を下りきってしまいたいというのもあって、下山の事を考えます。
上ってきたルートを戻る方がほぼ全員という感じでしたが、我々は前回の通り回り込んで南東の谷筋を落とす事にしました。

大体あの辺からだったかな。

草付の上進んであの谷を落としました。
これがまあおもったより雪が緩んでしまい良くはなかったです。この時期の新雪はどうしてもストップスノーになりやすいみたいです。
全体の半分くらいは慎重に板を取られないように落としました。ここDPSの板だったらもう少し楽しめたかなという気も。
軽く短く細いバックランド85との違いを何となく感じてました。まあ板のチョイスは難しいかな、いまの自分には。もっと脚力を付けて行くことが先決ですな。
谷をいいところまで落としたところで大休止。
雪質はあまりよくはなく、結果論ですが、山頂直下の東面を何度も上り返して遊んだ方が良かったかな。
まあとりあえず最後の一本という事で、上り返し。そろそろ足にきます、、、
師匠たちは余裕なんですよね(汗)

私はBT師匠と姥ヶ岳に、OYAZIさんはもう一つ隣のピークから落としゲレンデを交わし回り込むように駐車場に向かうことに。

姥ヶ岳の南面はゲレンデの扱い。バーリフトもあり、コブ斜もあります。
ここ月山は、山スキー以外のスキーヤー・ボーダーはこの南斜面をあそんだり、ペアリフトを回すのだと思います。
ゲレンデ扱いの南斜面を滑走。雪は、、、いまいちですな(>_<)

そのままゲレンデに落とし込み予定終了。

いや~、今遠征は天候と雪の状況で予定変更が余儀なくされましたが、最終日はなんとかスキーができて良かったです。
ザラメのいいのには全く当たりませんでしたが、まあ歯が立たないような雪ではなかったので良かったかな。贅沢は言えませんね(笑)
山頂で親切な方にここ月山は、過去の山と教えていただきました。
出羽三山は羽黒山、月山。湯殿山の事で、羽黒山は現在。月山は過去。湯殿山は未来だそうです。
本来は順番的に現在、過去、未来の順に上るらしく、一気に過去から上ってしまった(汗)
日本遺産でもある出羽三山。再訪不可避。
今度は雪のないときにふらっと訪ねよう。
東北、、、遠いな(^_^;)
このあとは日帰り入浴後、一気に帰福。
が、頑張ったよ、ここが一番頑張ったとこだったり(笑)
無事に帰宅しました。
今シーズンの山スキーはおそらくこれが板納めになるかな。
5月は激務で週末が一日確保できる日は一回しかないし(-_-;)
6月からしばらくは、また平日にも休みができる特殊勤務になる予定です。
とりあえず、
山スキーの次、一般登山だけでなく、、、
沢やってみようかな(´∀`*)ウフフ
新たなステージが始まります。
BT師匠、OYAZIさんありがとうございました。また次回もよろしくお願いしますm(__)m
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