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浪漫自走

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Category: 県外の山 > 雲の平~黒部五郎岳周回

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黒部川源流域をバシッと周回してきましたよ~。 後篇

今欲しいものは、Instinct Dual Power。
7月に発売されたインスティンクトのソーラー充電機能搭載モデルです。
うう~。ポチってしまいそうだ。。が、がまんするけども(汗)


さて最終日の記事いきます。


小屋でしっかり朝食を頂きました。
黒部五郎小屋の朝食の時間は5時とはやくありがたかったです。
同部屋の方に別れの挨拶。
またどこかでお会いすることあるかもしれませんね。
ありがとうございましたm(__)m

ではいこう。
この感じだと午前中は絶対に大丈夫と思われます。
5時半出発。
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黒部カール、とても素敵だよと、以前にとしパパさんにも教えてもらっています。
今遠征の目的の一つでもあるのですよね~。
しかもこのお天気の中、歩けると思うとテンションだだ上がりですよ^^
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お花のシーズンも素晴らしそうですね。
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巨岩。
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昨日声をかけられた、ソロの若い女性に追いつきました。
私より15分早く出たそうです。彼女のペースならきっと折立まで一気にいけるでしょう。
あいさつを交わして、先にいかせてもらいました。


ソロの外人さん。
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なんか絵になるな~。お先にどうぞと上手な日本語で声をかけてくれました。

小屋から一気に頂上に向かうのではなく、カール地形の中、徐々に標高を上げていく感じ。急になるのは結構後の方です。
振り返ると。
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自然に笑みがこぼれる(´∀`*)ウフフ

もうすぐ肩まできます。
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肩から分岐までにご夫婦の同じくらいの年齢の先行者。
絶好の天気の中、ここを歩ける喜びを話し合いました(笑)
黒部小屋泊だったそうで、4時過ぎに弁当もらって出発されていたそうです。

山頂v( ̄Д ̄)v イエイ。
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すごい、ただただもう言葉がそれしか出てこない。
360度すべてが見渡せます。
槍も、大キレットも、鷲羽や水晶はもちろん、雲の平の小屋も。薬師は当然のごとく、劔も見えましたよ。
遠く中央?南アルプスかも。
御嶽も白山も。

左奥の方の山塊たち。乗鞍や御嶽かな。
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槍・大キレットもばっちり。
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三俣蓮華や鷲羽水晶。
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ちょうど真ん中の台地が雲の平。小さく小屋も。
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ずーっと向こう。ど真ん中の雲がかかってちょこっと顔を出しているのが白山だと思われる。
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先ほどのご夫婦も上ってこられました。
お互いにすごいね~って(笑)
ここで写真をいっぱい撮ってもらいましたよ。
もう調子に乗っていろんなとこバックに(笑)

薬師・劔方面。劔の向こう最奥が後立。
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雲の平バック。
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槍・大キレットも(笑)
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夏休み遠征なかなかの天気だったからな~。
まさに会心の一撃だーーーー!!!

ほんと久々にキタ――(゚∀゚)――!!
まんまこの気分テンションです(人´∀`).☆.。.:*・゚
いや~良かったです。タダだそれだけ。
山ほんと良い。。
しばしまったりしました。

ぼちぼちいこう。
また来ます。
ただただ素晴らしい景色にとても癒されました♪

名残惜しいが下山します。
最後まで気を抜かずに。
まずは赤木岳かな。
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今から歩くトレイルがばっちり見える。
これも素晴らしい景色ですよね。

もう頭の中はずっとこの歌詞が鳴り響いていました。
圧倒的で感動的な 理想的超えて完璧な
運命的で冒険的な 時に叙情的な未来♪~
すいません、ほんと舞い上がってました(爆)

それほど急な場所もなく、優しい感じのトレイルが延々続きます。

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素晴らしいや。
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赤木岳。
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何人かのハイカーとすれ違いましたよ。
北の俣岳。
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優しいたおやかな感じの山ですね。
山頂には薬師のテンバから来られた、男性がのんびり横になっていました。
しばし談笑。

山頂からはもちろん槍も黒部五郎岳もばっちりですよ。
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水晶。つまり読売だな。
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来年かならず歩こう。

ここから太郎小屋方面に歩き出すといい感じの木道。
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神岡新道分岐。
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60代から70代の年配の登山者二名が神岡新道から歩いてこられました。
避難小屋泊ですかと聞くと、いや下からや。一番に出たけど何人かに抜かれたわ、わっはは。
と豪快に笑っておられます。
お二人ともとっても素敵な笑顔。
写真に撮りたいくらいのとびっきりの笑顔でした。
私も歳とっても、このお二人のような良い山登りを続けていきたいと心底感じました。

もうひと踏ん張りがんばろう。
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すてきだ。
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太郎山の分岐があったのでお立ち寄り。
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富山の街も海も見える。
あらためて素敵なとこにいますな~。

戻ってきたよ。
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この分岐を、二日前は向かって右に折れていったんだな~。
楽しかった。ほんとよかね~♪

小屋で水分補給と小休止。
ここからは消化試合(^_^;)
けっこうごろごろの石いっぱいだし、気を付けて最後まで頑張ります。
ここまで来ると、ガンガンに登山者の方たちが登られてきますよ。
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この辺りからは、頭の中のフレーズは、ラットウィンプスから、雲の平小屋で読んでたナウシカを思い出し。あのランランららランらんらんがなぜか鳴り響いていました(笑)
草原ぽいからか。

標高を下げるにつれ、どんどん暑くなります。
今遠征で一番暑く、ある意味一番しんどかったです。
一気にアラレちゃん。
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あの山は鍬崎山なのかな。

着いた~楽しかった~♪
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この日の行程はインスティンクトログで。
距離20.19km
タイム7時間31分でした。
振り返ると山はガスがかかって、いいタイミングで下りて来れました。
この時期は一日好天というのが難しいのでしょうね。

しかしまあ、会う人会う人皆さん良い笑顔、良い山旅でしたね~。
ほんと元気をパワーをいっぱいもらいましたよ♪
またテントかついで、いや今回はテント張ることなかったけど(爆)良い山旅をしよう。
夏休み縦走の雨の分、ここで取り替えした素敵な遠征になりました。
ではまた~。
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黒部川源流域をバシッと周回してきましたよ~。 中篇

昨日は家族全員で三国までドライブ。
日帰り温泉に入って、帰りにCARNAでジェラート買って帰りました。
家族サービスも大事です。
娘たちもとっても喜んでくれましたよ^^


では続き。


昨夜はずっと雨が降り続いていた気がする。
テンバは大変だったかもしれません。こういった時は小屋って、なおの事ほんとありがたく感じてしまいます。
朝食。
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残念ながら濡れた靴は乾燥室でも乾ききることはなく、今日も濡れた靴のまま山歩き。いやだな~。

小屋なので撤収もなく食後はサクッと出発です。
お世話になりました。
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本当に素敵な小屋でした。
ここで連泊はありですな~^^

午前中は天気がもつはず。
曇り気味かと思いきや、なかなかいい感じです。
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雲はありますが、日差しを感じることができます。
昨日とは打って変わり、雲の平がより素敵に見えました^^

振り返って。
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しかし今日も午後から雨予報。
今回下界で出発目に確認したときは、二日目の午後から夜はお天気ナビでは、折畳、小雨。雨マークは一個あるかどうかでした。
迷ったのはテントの選択。
ジェダイは、カミナドームソロよりも300g以上軽いのですが、いかんせん、かさ(容積)は大きいのですよね。倍以上あります。
今回のザック、ミズナラ30で持っていこうとすれば、山と道の外付けStuff Pack XLを使い容量をカバーするしかありません。
なので却下。

となると、カミナドームかクロスオーバーf。
もちろんUL志向でいけばクロスオーバー一択ですよね。
予報は雨まじりか、、、まあ折畳・小雨ならクロスオーバーでいっか。

それでクロスオーバーfにしたのですが、昨日の激雨ですっかり意気消沈(;´Д`)
情報によれば、水曜の双六小屋ではテン泊者も雨なので小屋泊変更した方もいましたよと教えてもらっていたので、私も空いていれば黒部五郎小屋もテントはやめて小屋泊に変更する作戦に切り替えました。
ああ、なんとでもいってくれ。へたれでけっこう<(`^´)>
だってね、クロスオーバードームfで雨だとつらいんですもの(>_<)
テンバで過ごす時間、この日の行動予定だと結構長いし、その間クロスオーバーfのなかで雨に耐えるなんて私にはできません(汗)
同じ考えの人もいるかもしれないし、とりあ最短最速で黒部五郎小屋を目指すことにしました。

祖父岳経由の黒部源流(ここは必須)。三俣小屋で補給して巻き道で三俣蓮華岳もスルーで黒部五郎小屋を目指します。

右手のが祖父岳かな。
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テンバ。
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小屋から結構遠いよ。高原地図では25分。実際でも15分はかかりそう。
小屋にビール買いに何回もいける距離でもないな(^_^;)
でも水場しっかりあるようです。
ちなみに雲の平小屋は天水です。

あれは赤牛かな。
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このままずっと晴れてくれたらいいのに。

ほんと雲の平すてきですね。
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早めにテンバや小屋についてしまって、まったり散策したい場所ですね。
お花の時期とかどうなんだろう。
9月上旬から中旬の今は、夏から秋に変わっていく真っ最中といった感じでしょうか。
いろんな季節の雲の平見てみたいと思いました。

いつまでもまったりはしていられない。
小屋泊争奪戦になるかも(ないない笑)

まずは祖父岳いこう。なっていっても本日最高点になるかもしれない(^_^;)
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ではでは。
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昨日は小屋泊で前日の睡眠不足と強行軍をリカバリーしたつもりですが、調子は全くあがらず、緩やかなに見える祖父岳もなんか厳しい登りに感じてしまう。
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祖父岳も巻くことはできますが、ここは踏ん張った(笑)
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そんなことしているうちにガスがΣ(゚д゚lll)ガーン
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あれよあれよという間に。

(;´д`)トホホ…
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真っ白。

とりあえず山頂。。
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ヘタれ山行にしたために罰を受けたのか。はたまたスモやんでもおるんかいヽ(`Д´)ノ
あっという間にガスガスワールド。
今日もあかんのかい、、、
昼までもたんのかーい。

悲しい。。

雨こそないけど、またそのうち降るのかも。
レイン着て歩くの嫌だな。
とにかく先を急ぎます。

しかし遠く青空も見える。
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そのうちガスもまた晴れた♪
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鷲羽ばっちりみえてきた。
あ、登りませんけど(汗)

岩苔乗越。
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ワリモ・鷲羽ばっちり。
でも今日は黒部源流水源地見たいのでスルーです。け、けして厳しい上りを回避したいわけではないんだから(汗)

標高をここからガンガンに下げて黒部源流水源地見に行きますよ。

う~んいいお天気になった。あれは三俣蓮華岳。
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沢もいい感じに流れているし浄水器も持参にしてますから、水には困ることはないですね。

ここか源流水源地。
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う~ん、、
なにかこんこんと水が湧き出ているとか、ポタポタでも滴っているとか。
そんな場所を想像していたのですが、ざっくりこのへんということなのかな!?

ここら辺一体!?
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ま、まあいいか。
大体この辺一帯が黒部川のスタート地点なんでしょう。そういう事にしておこう。
ココが最初の一滴目とかわかれば、その水を頂きたかったのですが、よくわからんかったので、そのまま進みました。

三俣小屋に上がる手前の沢で帽子を濡らし顔を洗って休憩。
さっぱり気持ちいいな~♪
清々しさを増してから三俣山荘に。
ここでうひょーの槍様♪
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テンションがさらに上がる。
槍が見えるとは、今山行でそれほど期待はしていなかったのでとっても嬉しかったです^^

小屋。
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小屋は今日から営業みたい。
しかし、午前中はお休み中でした(汗)
ここで飲み物補給するつもりで、あまり水分持ってこなかったのですよね。
ここから先、黒部小屋まで水場はない。
しまった途中の沢で水確保するべきだった。
残水分は1ℓとちょっと。
心細いな、、、
小屋前の水の蛇口ひねっても水は出ない。
たしか昨年テン泊の時は小屋まで水取っていた気がするしテンバに水場はなかった気がする。
仕方ない、テンバには小さな沢が流れていたので、そこで浄水器使うか。

テンバに向かうとふつーに水場がありました^^
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ガラガラのテンバ。
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水の補給をして出発しようとする、撤収準備している若いソロの女性、そうだな長女とそう変わらないくらいの若い子に声をかけられます。
どこからで、どちらに向かうのですかと。
雲の平から黒部小屋ですよと答えると一緒だって。
昨日雨大丈夫でしたかと聞くと、そんなたいした事無かったです、一日前の雲のテンバの方が凄かったと。

私は昨日の雨凄かったので、今日はテントやめて小屋にするんですよと伝えると、その子もそうしようかなと。
ちなみに後工程は黒部小屋テン泊と行先は一緒です。その後は薬師峠テント泊してからの下山らしい。
私は黒部小屋から翌日は下山と伝え、君ならいけると思うよというと、やってみるとのことでした。

いや、昨日も雲の平山荘でソロの女性の縦走者いましたし、今日はこんな長女より二つ三つ年が上くらいの女の子が、テントかついでがっつり縦走しています。
みんなすごいです。
ソロテン泊縦走って簡単そうに見えて、結構大変ですよ。
自分で計画立てて、荷物背負って。テント設営して飯作って。
なにもかも一人で考えなければならないし、そのようなことをこんなにも若い子がしっかり行っているのって素晴らしい。
シンプルに感動すら覚えました。

お天気も素晴らしいし、ソロの女の子にも気合を入れてもらった気もする。
ここは三俣蓮華岳を巻くというヘタれハイカーにはなれないな。
よし、三俣蓮華岳は登ろう!!

最後に鷲羽。鷲羽はまた今度(汗)
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予定変更。巻かずに山頂経由で行くことにしました。

三俣峠から三俣蓮華まで。
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前にここでザックデポしてツギロウ兄さんと登ってます。
たいしたことないんだけど、、、
これがまあ足上がらんのやわぁ~(涙)
攣るかと思ったわ(-_-;)
なかなかのへたれっぷり。
最後の方で、がっつり重装備のソロの30代前半くらいの男性がすれ違いで待っていてくれ、声もかけられました。
どちらに。

黒部五郎で小屋泊狙ってますと答えると、その方はいまから雲の平か高天原迷ってますとのことでした。
男性は前泊は黒部テンバ。最終的に折立に下山みたい。
高天原テンバないし、小屋空いてるのですかと聞くと、空きは確認済とのことでした。
天気も今週それほどよくないし、平日という事もありますからねらい目なのかも。
昨日の雲の平小屋が当日おkかどうかは不明ですが、定員25名設定に対してMaxいなかったと思うし、秋深まる9月下旬に比べ平日はいっぱいになることはないのかもしれませんね。

私は即答で高天原を推しました(笑)

なんでですかと言われたので、それは温泉があるからですと(笑)。
雲の平は、途中でも帰路でも寄れるし一石二鳥ではないですか~。
というと、高天原からだと、そのままよらずに薬師沢下りようと思うとのこと。そうかそうなるよね。
ただそうなると雲の平にはいけないなと。
んっ!?
なんと男性はこのまま鷲羽水晶登ってから高天原に行くみたい。

時間は10時は過ぎています。
荷物はなかなか重そうでしたが、気合入ってますね。
男性は高天原に決めたみたい。
いいな~、山旅してる感がある。そのフリーなところがソロのいいところですね♪

ここで良い感じで小休止できたことで足も急に軽くなった気が。この後は軽やかに登頂(*^^)v
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水晶までばっちり♪

360度大パノラマ。
あれは明日上る黒部五郎岳。
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すごい、ここでこそまったり珈琲飲みたいわ。
珈琲は持ってきていなかったけど、しばしその景色に見惚れつつ。

先ほどの男性からも黒部五郎小屋の情報はもらってます。テンバは三張ほどだったし、小屋も空きあると思うとのことでした。

時間的に余裕もあるけど、小屋でまったりも楽しみでもあるし、雨、降る気配はないんだけど、雨に合うのも嫌なので小屋に向かう事にしました。

なかなかの急坂。

こちらは巻き道。
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標高を下げていくうちに、だんだんと雲が増えていくのが分かる。やはり予報は当たりそう。

小屋手前のちょっとした岩の上で、長靴の男性、多分小屋の休憩中のスタッフかな、座り込んでスマホをいじっていました。
電波届くのか尋ねると、この場所はドコモやAUは立ちますと言われたので、ここで私もスマホを出し、最新の天気予報チェック。
予報によれば、このあと午後から小雨や雨が夜20時くらいまで続き、その後は明日昼までは回復する見込みです。

小屋到着。
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ちょっとガスっきた。

この位の天気なら、カミナもってきたら迷うことなくテント泊だったのですが、靴は相変わらず濡れたままだし、ここをもう一回乾燥室にて乾かしたいのもあるし、クロスオーバーfで雨の煮炊きは嫌だったのであっさり小屋泊に決めました。
今山行、テントと食材は完全に重りです(笑)

食材消費のランチ。
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あと焼き鳥パックもあったのでまとめて食べてやりました。
あしたは少し軽くなる(笑)

12時前に到着でした。飯食べてる間に、先ほど三俣テンバでしゃべっていた若いソロ女性も無事到着。スマホの電波には気が付かなかったようで、今日明日の天気をまだ閉じてなかったのでお見せします。この天気ならステラ(彼女のテント)なら問題ないと思うよというと、テン泊にしますとのことでした。
明日は太郎小屋に到着した時間で、下山か薬師峠テン泊か決めるとのことでした。
彼女も良い山旅をしてますな~。

私はランチ後予報通り小雨が降ってきたので、小屋内に。
コロナ対策なのか雑誌の類がいっこもなく、しょうがないので昼寝をすることにしました。
そうそう、黒部五郎小屋、まさかの乾燥室、靴は持ち込めません。
部屋にいるとスタッフの方がきて、靴は靴箱に入れてくださいと言われてしまった(>_<)
これは失敗、、、
テン泊やめた原因の一つに、乾燥室で靴を乾かすもあったのだけどな(-_-;)

そう行った小屋もあるのですね。致し方ありません。

しばし昼寝。
そのうち物音がして目が覚めると、同じ年くらいのソロの男性が。
この方が、また良くお話してくれる方で山談義に大いに盛り上がりました。
またしばらくすると、これも同じくらいのソロの男性もこられ三人でかなり山の話を。
今回がソロだと言うことを忘れるくらい話し込みましたよ(笑)

こちらは小屋内から見たテンバ。
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最初の男性は、昨日は双六で午前中のうちに小屋についていて、黒部五郎に登ってきたみたい。明日は高天原とのこと。ちくしょーうらやましいぜ(笑)
なんか会う人会う人高天原率が高いな。行程は双六、黒部、高天原、なんとそのあと水晶、さいごまた双六だったかな。そして新穂高という超贅沢プランうらやます。

後から来た男性は、高瀬ダムより昨日は野口五郎。本日は野口五郎から水晶鷲羽経由で小屋、荷物デポの黒部五郎とかなりの健脚です。明日は新穂高下山。バスが13時らしく結構早起きしていくみたいです。キリマンジャロにも登ったことがあるそうです。

夕飯。
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夕飯は対面テーブルではなくコロナ対策ですね。
小屋は手洗い洗剤やうがい薬(紙コップあり)もあって、コロナ対策されてました。
私たちの部屋は、壁の番号から見ると20人部屋(10畳ほど)に三人でした。この日の小屋泊者は20人もいませんでしたね。

夕飯テーブルは別々でしたが、また部屋内で三人で山談義に盛り上がり、就寝時間でもあった20時半までずっとお話してました。

明日は午前中は天気がもちそうです。
今山行の楽しみの一つ、黒部カールを歩いての黒部五郎登頂。おそらく上っている間は天気が良いはず。
楽しみだ~(´∀`*)ウフフ
酔いもいい感じで周り、ぐっすりと眠ることができました。

後篇に続きます。


Category: 県外の山 > 雲の平~黒部五郎岳周回

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黒部川源流域をバシッと周回してきましたよ~。 前篇

大坂なおみ選手、全米OP制覇おめでとうございます。
たしか前回全米制覇後、コーチを解任してから今一歩実力を発揮できていない気がしていたのですが、見事な復活ですよね。
素晴らしい。コロナや地震台風など良い話題がない中、明るいニュースが舞い込んできて嬉しいです。


では遠征に行ってきたので早速記事を書いていきますよ~。


今回の遠征は、前々から行きたかった折立からの雲の平・黒部五郎岳。
黒部川源流域を囲む周回です。

さて今回休みが木金と取れたので、週末土日と合わせて4日あります。
この周回。テン泊で考えると、、、
一般的には薬師峠~雲の平~黒部五朗それから下山。
この3泊4日が一般的かと思います。
4日あるからそれでいけるのですが、予備日が取れない。

しかし1発目に雲の平にまで行ってしまえば、2泊3日で予備日もとれます。
ただ水曜の仕事が残業めいっぱいと考えると、有峰ゲートにつくころにはおそらく日は変わっている。。
睡眠もほぼとれないかもしれない。
そんな状態で雲の平までいけるのか。
いや!
いけるかどうかではない、行くのだ!!
そこで考えたのが、初日は小屋泊にする作戦です。
初日の行動、折立より雲の平小屋まで行動時間10時間35分。距離13.9kmです。
折立より太郎小屋までのコースタイムが甘く出ていると思われるし、前回折立より太郎小屋まで3時間15分だったので、実際はもう少し時間は短くできると思われます。
後工程も考え、足を温存したとして太郎まで4時間、その後はコースタイム通りとしても、17時ごろには小屋到着予定。
小屋泊なので、テントを張ることもご飯を作る手間もないし、これならいけるっしょ。
早速小屋予約完了です。

ぎりぎりまで天気が心配でしたが、初日はイマイチパッとしない。が、午後は多少は持ち直す。
2日目は午前中は晴れ、昼からは小雨から雨、夜は雨もやむ感じ。
3日目も昼近くまでは天気がもちそう。
入山前の時点ではこんな感じでした。
決して良いという訳ではないが、悪いわけではないです。

水曜はいつもより少し仕事を終わらせることができました。
何とか深夜0時過ぎに有峰ゲート前着。一番乗りでした。
車中泊して5時ごろ目が覚めたので準備。
睡眠は万全とは言えないが3時間弱は取れた。
ではがんばろ~。

6時41分スタート。
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予想はしていましたが天気は悪いな。。
しかしレインは着ません。

樹林帯をもくもくと。
雨は最初こそ小雨程度でしたが、アラレちゃんにつくころには、本降り。
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ただ樹林帯なのでそれほど雨の影響はなかったです。
どうせレイン着たところで汗でびしょびしょになるし(^_^;)

とりあえず三角点。
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まだ誰もいません。
雨は少し収まり小雨程度に戻ってきました。
ペースも悪くない。ここまで1時間20分かからずぐらい。
このペースなら3時間以内に太郎小屋にはつくでしょう。
しかしそのあとの行程も長いし無理なく慎重に行きます。

雨はもうやみつつある^^
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五光岩ベンチにつくまでには、たくさんの下山者とすれ違います。

わざわざ呼び止められて、この後天気悪いですよ、自分はずっと土砂降りだったとか、やっかみのようなことを言う下山者もいて閉口する場面もあったが、気にしない(笑)

三角点から太郎小屋まで地味に緩やかとか言え、個人的には折立から三角点よりもしんどい気がします(汗)
無理のないペースを守りつつ太郎小屋。
2時間35分。予想より早い。
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登山届を小屋にて提出し出発。
まずは薬師沢小屋を目指しますよ。

ずっとあの奥の方かな。
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結構な激下り続きます。

渡渉もいっぱいあります。
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下ったら上る。
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ちょっと休憩。
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青空も見えます。
ここの登山道、太郎小屋から下りきってしまうと、木道でしっかり整備された道がおおい。
とても快適です。

あの先になにがあるのだろ?
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そんな((o(´∀`)o))ワクワクな気持ちがとまらない。
こんな高揚感久しぶりだな~^^

薬師岳かな。
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山頂はすっぽり雲で覆われている。

薬師沢小屋につきました。
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黒部川本流と薬師沢の出合いに位置するとても素敵な立地にあるのですね。
ここで早めのランチと思ったけれど、軽食はなさげ。しかしカップラーメンがあったので、頂きました。
水もとっても美味しい。
しっかり休憩を取ったのち出発。
時間も十分余裕が。
ここまで4時間半でこれました。
まだ12時になっていません。

遅くとも16時までには小屋につくだろう。
とても気が楽になりましたよ。

ではいこう。
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なかなかのスリル。

渡りきるとこんな感じ。
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増水していないので下から。

すぐに分岐。
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高天原はまた今度いきましょう。
今日のところは雲の平だ!!
ここからの激急登は有名なところですが、行くしかない。

息を整えて登ります。

こんな感じ。
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噂通りの急登。
しかも、、、
ここで雨がΣ(゚д゚lll)ガーン

自分の予想ではこのまま天気は小屋まで持つと踏んでいたのですが甘かった。。

激急登と雨、滑りやすい岩。
なかなか厳しい条件でしたが、材木坂に比べたらまだまし。と言っても材木坂の時は下りだったのですけどね。
予想以上に早く急登を終えることができました。

木道が出てきたという事は。
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小屋も近いか。

ここから先は上りはほぼないはず。
問題は森林限界突破したことによる風雨の影響。
いまだレインは着ていません。
樹林帯の中は無くても平気でしたが、さすがに風の影響は厳しい。
ただ小屋までの距離を考え、また今現在の風の強さもそれほどでもないので、このまま心拍を下げることなく体温を維持したまま行くぞ。

アラスカ庭園。
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きた、やっとその姿を見ることができた。
日本最後の秘境とも言われる雲の平に。
ただ。。
少々寒いな。
しかもこの天気。
感動よりもまずは小屋。
こっちが勝ってしまいました(汗)

小屋見えたよ。
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ついた。
6時間50分で到着。
まだ14時にもなっていない。
小屋でまったりできるぞ♪

今は庭園よりも小屋(笑)
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中で受付。
乾燥室の火は夕方ごろにつくらしく、それまではおあずけ。
更衣室で着替えを済まし、乾燥室にとりあえず干します。
そうそう、靴ですが、、、
トゥーウルトラは、折立~三角点までの雨は問題なかったのですが、薬師沢小屋から雲の平小屋までの雨はしのげなかったです。
撥水スプレーもかけたし、今回はゲイターも。
これだけ降っていたら、しょうがないのですかね。
今後ちょっと考えよう。

さすがに冷えた。
布団にもぐりこんで温まりました。
自分の布団の位置の窓からの風景。
sP20209100430.jpg

小屋の中は、スキップフロアになっている大部屋。
sP20209100431.jpg
布団の間には間仕切り。
正面は二個の布団ごとに間仕切りですが、これは家族や友人だからで、ソロだと一つの布団ごとの間仕切りです。
小屋内はマスク着用。
布団にも直接はダメで、シュラフやシーツなど持参のものを一枚かまして寝ないといけません。
私は、今回寝袋としてマウンテンレイド1.6と保温力アップのためシートゥサミットのインナーシーツを持ってきていますので、そのインナーシーツを使用しました。
定員も25名まで蜜を避けるために押さえてあり、可能な限りコロナ対策は施されています。

本来ならもっと登山客を入れたいだろう。。

山小屋の経営はどこも圧迫されていると思う。
ここ雲の平山荘のオーナーである伊藤氏は、昨今のヘリ会社撤退に始まる山小屋物資搬入の危機についても発信されています。
詳しくは雲の平山荘HP特集の中に。
PEAKSにもコラム連載されてます。
私たち登山者にとって山小屋があるからこそ補給や情報を得ることもできるわけあるし、他人ごとではありません。
私が一登山者としてできる事はお金を落とす事しかないのかもしれません。テント泊でもしっかり小屋でビールを買うなどして、ささやかな貢献を今後もしていこうと思います。

しばらく午睡した後は食堂にて美味しいブレンドコーヒーを頂きました。
その後はフロアにあった本を。ナウシカ全巻あったの途中まで読むふけってました(笑)
外は激しい雨。
そんな中、小屋の中で本を読みまったりする、これも小屋泊の楽しみの一つです^^

夜は楽しみにしてい石狩鍋。
sP20209100432.jpg
コロナ対策かと思われます。大きな鍋が置かれてそこから、お椀に入れるのではなく、あらかじめ御椀に入れられて出てきました。
おかわりは自由。
ビールも飲んだ事だし、おかわりは一回しかできませんでした(笑)
とっても美味しいお腹一杯になりましよ(´∀`*)ウフフ

夕飯ではソロの30代後半くらいかな女性と、同じくらいの年のソロの男性と同じテーブルになり、山談義に盛り上がりましたよ。
女性の方は、双六泊から雲の平に、明日は三俣泊だったかな、男性は雲の平二泊で明日は高天原にいくらしい。
二人ともなんと贅沢な山旅なんだろう、うらやましい。
食後はオーナー解説のスライドショーもあり、とても有意義な時間を過ごせました。

こうして一日は終了。
ずぶ濡れ急登後の雲の平だったので、感動も今一歩でしたが、山荘はとっても素敵でまた泊まりたい、そんな小屋でした♪
あしたこそ晴れるといいな。
雨音を聞きながら、心地よく眠りにつきました。

中篇につづく。


プロフィール

ゲンジ

Author:ゲンジ
夏は好きですが暑いのは嫌い、寒いのはまだ耐えれる方ですが、寒すぎるとダメ、適温の幅が極端に少ないんです。。

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