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浪漫自走

タイヤのちっちゃな自転車のこと。歴史のこと。キャンプのこと。山のこと。日常のことでも。

Category: 県外の山 > 表銀座縦走

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北ア・ウォーズ じぇだいの夏休み エピソード5

ご近所さんの大学生の息子さんが夏休みで帰省しておりまして。
この期間を利用して、北海道を自転車で一週間旅するそうです。
なんて素敵なんだ♪
彼にとって素晴らしい旅になりますよう。


さて、いよいよ最終章。


暗黒ガスガストレイルを抜けきった私たちは、スター・デストロイヤー燕山荘に退避。
翌日の夕方にかけ風もどんどん強まる予想でもあるし、寄らば大樹と言わんばかりに、そのまま居座ることに決めました。
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だってさ、三日目の槍ヶ岳山荘が快適すぎて、やっぱ小屋泊ってさいこーってなっちゃいまして(汗)
なんていったって。

生ビールあるんだもん♪
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燕山荘にはとっても素敵な喫茶室がありますからね。

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縦走の疲れが一気に吹き飛ぶ。
調子こいて生中3杯も飲んでしまったよ(汗)
終始お外はガスガスや雨でしたが、飲んじゃえばなんとなく美しい景色を見ているときと変わらん気もしたり(笑)
心が満たされていればよしです(笑)

夕飯時も。
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縦走中に消費したカロリーはあっさり摂取した模様。
でもいいんです。
糖質とかカロリーとかそんなものは。
なつやすみちゅうですから<(`^´)>
しかし、ぎりぎりのところでおかわりは我慢して。
まだ旅の途中だし。
ダークサイド落ち寸前のところで踏みとどまりました。

ちなみにこの日は、翌日から大幅に天候悪化の予報もあってか小屋は余裕がありました。
布団でいえば、私たち2人で6組使用可という状況でしたよ^^

翌日。
何時発か忘れちゃいました。6時前位かな。
台風はこの日の夜北アに最接近といった状況でしょか。
そうなる前にさくっと下山です。
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「山男」場所変わったね。
じゃ、ぼちぼち行きますか。



なんか忘れてないかって!?


そうだ、、、
我が師、マスターツギ=ワンが幾度となく戦いを挑んだ、アルプスの女王「燕岳」を。

いずれも暗黒ガスに阻まれ、その姿さえも見ることができなかったらしい。

ある意味では今旅最強の敵。

私も微力ながらマスターの戦いに参戦したしますぞ。

なんていったて。

わたくし。槍様が見える山行での晴れっぷりはなかなかのもの。

期待していてください。いざ!!
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うおりゃ~!!!













なっ。
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Ω\ζ°)チーン
行くまでもなく返り討ちやね(汗)
いや~、昨日からずっとこの調子や。
一度たりとも女王のお姿は見えんかったわ。
マスター。
またツギ頑張りますか^^;
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何事もなかったのようにヴィクトリーのVサインをするマスターのお姿にただただ感服するばかりであった(爆)



さっ、帰ろう。



時間早すぎてスイカ食べれんかったわ(涙)
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ちなみに念のためと着込んだレインも、歩き出してすぐに脱ぎました。
風の影響もまったくなし。


何個か目のベンチ。スルー。
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いよいよ戦の幕が閉じる。。。
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マスターの画像ピンボケなのは、あえて私が感涙して前が上手く見えない状況を再現するため、、、
ということで(汗)

私も。
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グリコ立ちか(>_<)

マジで。
ついに。
銀河銀座表銀河銀座大戦終了~!!
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おつかれさまでした~(∩´∀`)∩ワーイ


この後は始発の8時半のバス待ちまでの間に中房温泉に。
猶予は30分以内でしたが、4泊5日の汗を軽く流して。
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一番風呂貸し切りでした(*^^)v

穂高駅。
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信濃大町駅到着。
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タクシーにて車の停めてある駐車場に。

帰りは白馬にてラーメン食べて、倉科の湯にてがっつり疲れを癒してから福井に帰りました。

4泊5日におよぶ長い旅。
怪我や体調不良もなく、無事最後までおおよその計画の狂いもなく無事完遂。
一言でいえば最初から最後まで終始「笑」につきます。
いろいろあったけど、とにかく楽しかったです。ようけ笑ったわ♪

偉大なるマスターツギ=ワンことツギロウ兄さん。
今旅では山そのものだけでなく、いろいろと助けられました。
写真もいっぱい撮っていただきました。いつも5割増しに男前に撮ってくださいます。
過去最長のロング縦走。お付き合いいただき本当にありがとうございましたm(__)m
かけがえのない経験と思い出ができました。
またツギもよろしくお願いします。

こうして裏銀座表銀座縦走の旅は終わりました。
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また旅に出よう!
ではまたです。
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Category: 県外の山 > 表銀座縦走

北ア・ウォーズ じぇだいの夏休み エピソード4

夏季休暇明けからの仕事3日間は地獄のような忙しさでした、、、
さすがに今週はきつかった。
リカバリー能力向上に向けて、何かいい方法はありませんかね(汗)
やっぱ大好きな銭湯サウナかな(笑)


さて続き。


初日二日目とテント泊でしたが、三日目は小屋泊。
この小屋泊は今考えても絶妙でした。
テン泊装備縦走のつかれと二日目の睡眠不足からの疲労を、この小屋泊でかなり回復した気がします。
マスターの慧眼に改めてほれぼれする次第です。

翌朝はなかなか天気も良い感じ。
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すでに御来光狙いの登山者のヘッデンの光が見えますね。

本日の予定は燕山荘。
一番はじめの予定は大天井テンバでした。
台風の影響もあり、その後常念案となったのですが、それなら一気に燕まで行ってしまおうとなりました。
行動時間は長くなりますが、なんとかなりそう。
燕まで行ってしまえば、翌日は最初少し凌げばすぐに樹林帯になり、台風の影響は最小限に抑えられるという作戦です。
風は夕方より少しずつ強くなる予報。十分夕方までには間に合うはずです。

朝食を頂き出発。
いよいよ後半戦。
銀河銀座攻略戦がはじまります。

槍様ぺかーやね♪
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槍ヶ岳山荘ありがとう~。
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生ビールはめっちゃ美味しかったです♪

メット装着。
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無事カエル君頼みますよ~。

ではいこう。
東鎌尾根やっつけに。
そうそう槍様自体は登りませんよ。
我々師弟の目的は裏表をばしっと縦走。
できればまた~りの銀ブラですからね(笑)
まったりしたかといえば、、、まあしてるかな(^_^;)

しかしまあのっけからガンガンハシゴあったりして。
マスターはここから最大跳躍で一気に(笑)
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なかなかに岩ってます。
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当初。
台風の影響次第でエスケープルートとして大キレット突き抜けて上高地一気にいっちゃいますか~。
そんな話も出たには出たり。
でかい口たたいてごめんなさいm(__)m
ヒュッテ大槍まではなかなかの岩稜帯となっていまして、ここをテン泊装備で下るだけでもまあまあなのに、大キレットなどとてもとてもですな~。

殺生ヒュッテが見えます。
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次女と槍ヶ岳登頂の際は殺生ヒュッテにテントを張りました。
懐かしいです。

槍様もまだ見守ってくれています。
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この調子で天候も崩れることなく燕まで行ってしまいたい。

ヒュッテ大槍をすぎてどんどん進みますが、、、

クサリ場やハシゴまだまだあるんやな。
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ここのハシゴは長かった。
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ヒュッテ西岳側から訪れる大学生か高校生の山岳部ちっくな方々が雄たけびをあげていました。
なかなかに怖かったのでしょう。

水俣乗越。
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本日のエスケープルート最終章。
もちろん継続っす(`・ω・´)ゞ

まだまだハシゴはあります。
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しかし東鎌尾根。
ハシゴが多いです。
ハシゴの昇り降りでもかなりの体力が消耗されると思います。
なんとなく裏銀座にあたる西鎌の方が難易度が高いような気がしていたのですが、東鎌の方がよりタフなのではないかと思いました。

西岳ヒュッテにて。
今縦走中初コーラかも。
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ちょうどよいミニ缶でした♪

補給トイレ完了。
西岳ヒュッテより先はメットは大丈夫そうです。
このころよりガスがかなり沸いてきそうな予感。
槍様は見えなくなってしまった、、
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槍様はみえなくても、そのご加護はかならずある。
よって本日は雨風はかわせる、、、はず。
根拠のない自信だけはあります(笑)

ガスっても。
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平気。

こんなにガスっても。
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逆に幻想的(笑)
何時だってポジティブ。おそらくあのおくは燕岳?

ガスも晴れたりもするし。
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裏銀座かな~?

今こそふぉーすの力でガスを晴れさせ給え。
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修業不足の模様(汗)

い~やそんなことはない(笑)
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いよいよ大天井ヒュッテも見えた。
もうひと踏ん張り。

びっくり平。
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どういうこと?展望が良いからかな!?
どの辺にびっくり要素があるんやろか。
逆にびっくりやわ(笑)

大天井ヒュッテ到着。
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結構疲れた。お腹すいたし。
牛丼を補給。
やたらとお肉が欲しくなるのは、育ち盛り?
なわけないよね~。
山だからでしょう。
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補給もばっちり。

なのでありますが、、、

疲労はかなりのもの。
縦走4日目。東鎌尾根を無事通過しここまでやってきて安心したのか一気に疲れが襲ってきた感もあります。
がしかし、本日はもうひと踏ん張りしなくてはなりません。
トラバースして燕山荘にすすみます。

コマクサはいっぱい咲いていました。
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この分岐までのトラバースがなかなかにやっかいで。
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鋸刃岩にガンを飛ばすマスター(笑)

クサリ場もあるんですよね。
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片足体幹トレーニングは欠かさない(笑)
マスターの底知れぬ体力にはいつも驚かされます(゚д゚)!

トラバースをぬけすぐ喜作レリーフ。
ここのハシゴとクサリは覚えています。
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あたりはすっかりガスに覆われてしまった。
燕には北アルプスの女王が鎮座しています。
マスターが幾度と挑んで、そのすべてを退けてきた最強の女王が、、、
今回私も加わり、二人がかりで挑みます。
今度こそ。。

このあと大下りの頭につくころには息も絶え絶えでした(涙)

s2019814IMG_9655 - コピー
おわったΩ\ζ°)チーン
せめてこの常念山脈を貫く稜線のすばらしいトレイルがガスに包まれていなかったら。
もう少しテンションも上がったのですが(汗)
ここまで4日間歩いて、この大下りの頭までの上り返しが最も厳しかったです。
そのくらい疲労がたまっていたのだと思います。

ここにきて雨がぽつっと。

女王からの手厚い洗礼なのか。
レインを着こみました。
小学校低学年以下と思われる3人のお子さんとそのお母さんが、大天井に向かって歩いていったのですが、ちょっと心配。
これからもっと天気悪くなるのだが、、、

レインをきたものの、雨はまったくふらずすぐにレインを脱ぎました。
女王はなかなかに駆け引きをされる。

やっとついたー!
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なんとかこの暗黒ガス群を無事通過。
ほっと一安心。
マスターはまだまだ余裕。
こんなんでは女王に立ち向かうマスターの助太刀にもならないのだが、今はスター・デストロイヤー燕山荘にて避難しよう。

タイムで7時間51分。
この日も厳しい戦でしたが、何とか乗り越えることができました。
女王に挑むのは、、、
後で考えよう(爆)
エピソード5に続く。


プロフィール

ゲンジ

Author:ゲンジ
夏は好きですが暑いのは嫌い、寒いのはまだ耐えれる方ですが、寒すぎるとダメ、適温の幅が極端に少ないんです。。

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