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浪漫自走

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Category: バックカントリースキー > 白馬乗鞍岳BC

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平成最後のパウダー!?

今日は地区一清掃を仕切ったあと(嫁さんにかなりの部分を助けられましたが汗)その後は会社がらみのイベントに。
その会場までは、自宅からそう離れてはいませんが、久々にBROMPTONに乗りましたよ。
もう平地は春で良いですよね!?
梅やもうすぐ桜も。
春ポタの季節ですね^^



昨日は遠征。
嫁さんに理解をしていただき再び行ってまいりやした。
バックカントリーってやつに。

今回は白馬乗鞍岳。
はくのりってやつです。
s2019P3090033.jpg
木曜金曜かな、しっかりした降雪があり、週末の土曜は好天に恵まれた白馬。
栂池はこの前にお仲間と来た時と同じように、どピーカンでございます。

ロープウェイ早春運行を利用。
ゴンドラ、ロープウェイを乗り継ぎ、ロープウェイ降車場からの出発です。
s2019P3090035.jpg
目指すはくのりはばっちり見えます。

8時半始発には間に合わず、9時の便に乗りました。
では行こう!!
s2019P3090038.jpg
すでに何名もの先発者もおられますし、トレースもバッチリです。
もちろんGPSにはログも落としてありますし、地図も準備はしていますよ。

今から登る山、場所、ルートがこれだけはっきり目視できるほどの好条件。
そう言った意味では安心でした。

まずは天狗原に。
s2019P3090039.jpg

私が準備して歩きだし、先行集団(同じロープウェイ第二陣組)にいったん何とか追いつきましたが、イマイチ調子が上がらないというかこれが実力か。
ザックをおろし、ミドルに着ていたヴェントリックスフーディーを脱ぎ小休止。
再び先行集団と差が開きましたが、その先行集団の方々も先で休憩されており単独に。
トレースが二手に分かれその一方を進むと、後続の方々はついてこずにもう一方のトレースにそって登っていかれました。
そちらの方は天狗原の祠には向かわない感じでしたね。

祠から。
s2019P3090041.jpg
ここで真正面の白馬乗鞍岳をみると、思った以上に急斜面にみえ怖気づいてしまった(>_<)
実は、昨日天狗原で雪崩がおこっています。
ゴンドラ内でご一緒になった30~40代位の男性ボーダーの方に教えてもらいました。
そのことも脳裏によぎります。
s2019P3090042.jpg
白馬乗鞍岳はまったくのノートレース。
昨日は誰も滑ってはいないさそうです。

そのうちシールを片手に持った高齢のソロのかたがこられて、いろいろと話を。
大先輩は、なんか片方のスキーが滑ってしまうなと思ったら、シールが片方外れていたらしいです。
そのシールは吸盤でくっついているらしく、やっぱり糊の方じゃないとダメだな、なんて言っておられました。
地元安曇野の方で、若い時からの経験者だと思います。
雪崩れやすいポイント、心配するほど急じゃないから直登で登ってあそこのポコから巻くんだよとか、教えてくれました。

今日の目的はもちろん白馬乗鞍岳登頂。
しかし、ゴンドラ内での雪崩の話を聞き、天狗原でも十分かな、などとも思っていました。

そのうち60代以上とは思われる女性のソロの先輩も話に加わり、その方は、とてもラッセルはできないので、トレース着くのを待っていると。
しゃべっているうちに、二人組の方が上られていきます。
しばらくして、取り付き近くで休憩していたおそらく天狗原までの間に抜いた集団の方々と思われますが、後に続きました。
s2019P3090044.jpg
おじいさんは、もうこの年だからとてものりくらまではいかんよとおっしゃり、女性の先輩は先行者がいることで出発されました。

私もどうしようか思案しましたが、ここは撤退はできない。
覚悟を決めて歩きだしました。

s2019P3090047.jpg

近くまで来ると、おじいちゃんに教えてもらった通り、それほどの急斜面でもなく、直登で登れます。
もちろんトレース泥棒させてもらっていますし、申し訳ないチキンな私を許してください。本当に助かりました。m(__)m

しかしながらヒーヒーですよ(汗)
何度か立ち止まって水分補給したりしつつ。
なんとか集団に追いつきましたが、、、

斜面もだんだん急になってくるのですが、私は時々ずるっと滑ってしまうのです。
先行のスキーヤーの方は、そんな感じは見受けられません。
581さんが前に言っていたように、私のシールはエッジ部をカットしてあるのでその違いなのかも。
板を気持ち斜めに。エッジを踏ん張ってかける感じで上りました。
ものすごく疲れます。
ジグを切りながら上ればいいとは思うのですが、いうても結構な斜面かつ周りに一切の木もないし、滑ってしまえは止まらないんじゃないかという不安に、余計なことはしたくないという心理も働きました。

なんとかくらいついて、おじいさんが言っていたポコをまいた辺りから楽にはなりました。
まじでビビっていましたよ(涙)

無事登頂。
s2019P3090048.jpg
はくのり山頂部はだだ広くて、いったいどこが山頂か分からない(>_<)

しばらくウロウロして三角点を発見。
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なんか事前に見た感じでは大きなケルンがあったきがしたのだが、、、
近くにいた方に尋ねると、ケルンのある方を教えてくれました。

あれは小蓮華山かな。
s2019P3090050.jpg

みなさんは滑走が目的なのか、誰も山頂は目指さないのね。

しばらく歩くとありました。
s2019P3090053.jpg
おお~!!
なんか嬉しい♪

自撮りも。
s2019P3090054.jpg
ほんとなら昨シーズンに来ていたかもしれなかったはず。。
ツアー参加の一週間前のコルチナ練習で骨折してそのシーズンは終了。
とりあえずやっとここまでこぎつけた。
年始の八方からも、この前のお仲間との栂池ゲレンデからも。
ずっと見ていましたよ。
v( ̄Д ̄)v イエイ
素直に嬉しかったです。


でもここが終わりではありません。
ここから滑走して無事に下山するまでは気を抜くことはできませんのよ。

鹿島槍。
s2019P3090058.jpg

先ほどの三角点にもどります。多分ここが地形図の2436.5m地点になるのだと思います。
ツギのロープウェイの組の方や、もちろん使わない方も含め続々と上られてきました。

向こうは火打、焼山かな。
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私が山頂ケルンに言っている間に、すでに先行されて上られていた集団の方々は皆いなくなっていました。
もう滑走されたようです。
この画像の岩の上にあがってどこを滑走したのか確認するも、、、

s2019P3090065.jpg
全く見えない。
みんなどこを滑ったんだろう。
同じ所から下を見ていた方としゃべると、その方も初めてはくのりにきたらしく、どこを滑ろうか迷っているとのことで、やっぱり上ってきた道を基本に滑って戻ろうと思うとのこと。

そうなるとこういう感じか。
s2019P3090062.jpg


戻って先ほどの画像に移りこんでいた、ボーダーとスキーの方にもお話を聞くと、そちら側ではなくもう少し北側から滑るそうです。

どうしたもんか迷ったのですが、やっぱり来た道を基準に考えた方が良いかなと、そこらへんが一番斜面もゆるいと思われるし、そう考えがまとまり、シールを片づけ滑走準備をしていると4人組の若者が、ワイラー106ですか、良い板ですねと声をかけてくれました。
私もよくわからんのですよ、と答え、それでもやっぱり褒められると嬉しいものです。
板の性能は今の自分ではひきだせてはいないとは思いますが、自分でも色味は大好きな板です。
そんな中、どこを落とすかという話になり、その若者たちの一人が何度もはくのりに来ているみたいで、トラバースして来た道の辺りでもいいし、先ほどの二人組の方の方でも問題はないと思うと。
お礼をいって滑走準備を続けました。

そうこうしているうちに、二人組の方が滑りだしました。

私もお二人を見て同じ方向を考えました。
s2019P3090063.jpg
このカーブの先端の奥に見える二つのポコの直下は雪崩が多いとおじいさんに教えてもらっています。
そこまではいかないように注意して。

さて滑走。
すでに二人組の方は見えなくなって、はっきりしたシュプールは先までトラバースしないと見えない。
ゆっくり上部をトラバースしていきますが、最初あまりにもガリガリ、いやカッチカチにまたもビビってしまった。
この間の根子岳はガリバーンとはいえ、エッジが効かないことはないけど、ここ滑るポイントに行くまでの最初の方は、今まで経験したことのないカチカチ感でした(涙)

どうしようどうしようと思っているうちに、おじいさんに教えてもらった危険ポイントも近づいてきます。
そこまでくると、先行の二人組のシュプールも見えました。
他の方は、こちら側は滑らず、来た道からの斜面にたくさんのシュプールが。
いったん止まって右にターンしましたが、そこから南側はまだ急で、ここからトラバースで斜面を切ってさらに南の方に来た道に近い斜面まで行くのはあまりにも怖い。。
雪崩れたら。。

無理にターンせずキックターンで左に。
でもさすがにこれ以上北にはいけない。
雪崩れポイントに近づきすぎやないか。。
ちょうど二人組の方のシュプールもこの辺りからでした。
これが圧雪バーンならまったく余裕なのですが、やっぱり非圧雪かつこれほど滑り放題な斜面を見ると逆に恐怖心の方が増しました。板が潜って骨折したことが蘇る、、、

覚悟決めて滑走。
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後傾気味に板の先をあげて。
平成最後のパウダー!!
でもないな(-_-;)
思った以上に湿った重い雪質にあまりスピードもです。
カッコ悪い滑りだったとは思いますが、スピードコントロールはできました。

あっち側滑れば良かった。
s2019P3090068.jpg
無駄に急な方を滑ってビビった感もあったかな。

真ん中のラインが私のシュプール。
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無事に滑れたε-(´∀`*)ホッ
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こうやって見るとそれほど急斜面でもないんだけど、やっぱりいざ滑るとなると、いろんな思いが交錯して圧倒されました。
でも滑りだしたら、やっぱり楽しかったです。
まだまだもっと上手くなりたいな~。

感慨深いもがありましたが、まだ先はある。
まだ天狗原からの滑走もあるし、気は抜けませんよ。
s2019P3090071.jpg
これがフカフカパウダーだったら最高なのに。
重い雪です。

ロープウェイの駅も見えた。
s2019P3090072.jpg

今シーズンこれを含め3回目の白馬ですが、すべて天気は当たりですな~♪
s2019P3090073.jpg

大体の方は沢の方に落とし込んでいくみたいですが、私は途中から忠実に来た道のトレース沿いに。
s2019P3090074.jpg
ツリーランは立木にぶつかるという危険性もありますが、なんか逆に木々があった方が安心感が感じられました。
ビビり~なんですよね(汗)

駅からの林道に合流。
林道をショートカットでも良かったのですが、無理せず林道のまま。
s2019P3090078.jpg
ここで怪我したらたまらんし。
無事にゲレンデに合流。

一安心。

あとはゴンドラ駅まで戻ろう。
ゲレンデ上部はぐずぐずの雪。
中盤から下はメロウなザラメというか、腐りきったザラメ(汗)
もうゲレンデの賞味期限は終わりと言っていいのではないか。

時間は13時半前。
s2019P3090084.jpg
バーガーキング食べようか迷ったのですが、鍵もないしそのまま下まで。
無事に下山できました。

休憩込行動時間で四時間半ほどでしょうか。
この日のように天気が良ければ、まあまずもって迷う事はないとおもわれますし、アプローチでゴンドラ、さらにロープウェイも使えたらボリューム的にもそれほどでもなく、比較的BC初心者には持って来いなのだと思います。
ただ、雪崩れのリスクは高いのでしょうね。
条件が合致したら、また来よう。
その時は今よりもっと爽やかに滑りたい。
フカフカのパウダー狙いたいです。

今回も上りのシールの効きのことや、滑走ラインの考察、根本的な滑りのスキル、体力いろいろありましたが、一番厄介だったのは、靴づれでした(;´д`)トホホ…
まずガーニーグーをしっかり塗って、そこから大きなカットバン張ったのですが、ガーニーグーの油分でカットバン張れず。
そのままで、581さんに教えてもらったようにブーツを締めたまま登ったのですが、途中すぐに足がしびれていたいので、ブーツを緩めました。
しかし、その後もガーニーグーが効いているのか問題なかったのですが、天狗原の三分の二くらいのあたりから徐々に左足が。
はくのり取り付きくらいからは、右足も。
これは至急何とかせねばです。
オクトスいってもう一回熱形成してもらおうかな。
たしかあと一回くらいはできるはず。
痛いのはつらいな~。

とにかく白馬乗鞍岳バックカントリーから無事下山できたことが一番。
今後も安全最優先で頑張ろう。
今シーズンでBC2年目にして初めての残雪期がはじまる。
まだまだこれからだ~。
ではまた~^^/
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夏は好きですが暑いのは嫌い、寒いのはまだ耐えれる方ですが、寒すぎるとダメ、適温の幅が極端に少ないんです。。

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